Salah,Plain and Tall

There is always something to miss, no matter where you are.

Salah,Plain and Tall 息子の宿題のために読んだこの物語り 風景と匂いがぼわっと立ち上がってくる文体に酔いしれて読み進むうち 上の文と出会った まるで自分に向かって言われた様で なんだか泣きたい気持ちになった そして物語りは進み ゆうるりと私の中でこの作品の世界が広がってゆく そしてクライマックス 涙が溢れ出た 激しく揺さぶられたわけじゃない 優しく揺さぶられて出て来た涙 悲しいからじゃない 嬉しいからでもない なんともいえないこの想い そうだこれは 前にも味わった事がある バクダットカフェだ あの映画を見た時とこの気持ちはどこか似ている あの時は自分が黄金色に染まって呆然とした この物語りは何か優しい灰色だ 荒涼とした中にある暖かさ そんな感じ ああいいものを読んだ 息子よありがとう(^-^)/ いやでもこの物語りでジオラマを創るのかい(^。^;) ひ〜(^。^;) と現実に戻る(笑)
いやでも 良い物語りって二通りあると思う私です プロットで読ませるもの 描写力が素晴らしいもの で Salah,Plain and Tallは明らかに後者 だって今 粗筋を書きかけたんだけれど全然感動しない筋なんだもん(笑) で この両者を兼ね備えたのが ハリーポッターだよなぁとつくづく思った あの文からも風景が立ち登って来る 雨の匂いや芝生の匂いまでする そしてプロットも凄い ハリポタで泣くとは思ってなかった私 泣かされたのは文の構成&描写力なんだよね そして丁寧綿密なプロットで中毒化 (^^ゞ ああでもこれも 日本語だとダメなんです 英語じゃないとね 日本語にしてしまうと消えてしまう香りは確かに存在する それは逆も同じ事