嫌われ松子の一生 劇場版 感想


ゲラゲラ笑いながら見て
見終わった後なんだかじわじわ泣けて来て
終いにゃ〜声上げて泣いた
そんな自分が不思議で
どうしてなんだろうと一生懸命考えたんだけど形にならない
強いて言えば
いじらしくも可愛らしく でも愚かで馬鹿で
そんな松子の一生に体中染まって
その切なさに泣いた そんな感じかなぁ
言ってみれば彼女は
ACで男依存症で生き方がもうめちゃめちゃで
落ちてゆくのに歯止めがなくておまけに殺人者で
それなのに愛しいんだよね 可愛らしいんだよね
だって一生懸命なんだもん
お父さんに笑ってもらおうと変顏をし続けたり
トルコでもスクワットで鍛えてるし(笑)
男に気に入られようとそれこそ犯罪でもなんでもする
いじらしい そして一途
間違っているけれども 一途
不思議な色合いで淡々と語られてゆく彼女の1つの人生が
なんとも言えない想い 重さとなって私の中に残り
じわじわ揺さぶられる そんな感じでしょうか
そして思った事
劇中 瑛太が 人の価値は と言うけれど
人の価値は って言ってる時点でダメなんだよ
と私は思ってしまいます
価値とか関係なく
人はまるごと存在していいもんだと思うから 


エンディング
黒い夜空と緑の土手のコントラストが美しく
瑛太の横をすり抜けてゆく紋白蝶
その可憐さが 松子だった


うん いい映画だったです(*^_^*)