ハリケーンカトリーナ 信頼

私の中では、行政のシステムが整ってるってのは、サービスの提供を受ける条件が整えば、提供される。首長が代わろうが、管理者が代わろうが、システムとして機能している限り、崩れない。だから、私の順番が来るまで待つから、もっと困ったとこから最適配分をしてくれよと、ゆだねられるんだが……。それが、この国の社会の大原則だから、みなブーブー言いつつ、暴動や略奪をしないんだろ。みな信用しているんだよ、政府も、役所もさ。
「北沢かえるの働けば自由になる日記」より
http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20050906

「みなブーブー言いつつ、暴動や略奪をしないんだろ。みな信用しているんだよ、政府も、役所もさ。」 この部分に目からウロコ 日本で略奪が起きず ニューオリンズで起きるわけが ポロっとこの角度から見えました 北沢かえるさん ありがとうございます(*^_^*)
つまりそいう事なんだろう 略奪をする人達は政府を全く信頼していないのだ オレ達黒人に順番なんて来やしない 待っていたら死んでしまう 奴隷として連れて来られて働かされて突然解放されて何も持たされずにどこかへ行けと言われて差別され続けてきて 状況はもちろん次第に良くはなっているものの未だたくさんの黒人達がアメリカで貧困に喘いでいて そんな彼等が政府を信用するはずもない 自分の身は自分で守る 世間も道徳も知ったこっちゃない まずは命 自分や自分の家族の命 カージャックをしようとして捕まった男 救助ヘリに発砲した男 彼等は皆 ここから逃げ出したい想いを暴力に変えた もちろん間違っている けれど 正しいとか間違ってるとか 道徳とか他者への思い遣り なんてのは結局 自分の命を心配しなくてもいいだけのゆとりがある人間だけが持てるものなのかもしれない 
そして昨晩見たニュース映像 ボートに乗った救助隊が 水に埋まった家々の合間をぬいながら要救助者を探す 助けが来たぞ そう叫ぶ彼は 片手に持った銃をその背に隠している その絵がショッキングだった 救助する側が自分の身を守らなければならない 日本ではありえないこの光景 銃が氾濫する社会 これもある意味 政府への信用の無さなんだろうね 銃規制問題が出ると必ず銃規制反対派の間で上がる声が 自分の身は自分で守りたい これだ これもつまり 政府を信じてないという事だよね 信じてないどころか 悪い政府が出来た時 自分達はどうやってそれを排除するんだ そのためにも武器は捨てられない とまで発展してゆく この感性は今の日本にはない でも江戸時代まではあったのかもしれない つまりはアメリカはまだまだ若い国だという事なのか ってあれ?妙な所に落ちてしまった〜(^。^;)
ちなみに 一昨日のニュースで1番頭に来たコメント FOXのキャスターが言った ドームの中の彼等はまるでアニマルの様だ 違うだろうが! 彼等はアニマルの様に扱われている の間違いだろうが!!!!(ー。ーメ)) ちなみに私は むやみに殺しあわないという意味でアニマルの方が人よりエライと思ってます(^^ゞので この場合は 言葉の裏にあるその感情にムキってな意(^^ゞ