ハリー・ポッター6巻「Harry Potter and the Half-Blood Prince」感想 その3

ハリポタ病 まだまだ続行中(笑) 昨日mixiの完読スレに書いてるうちにふつふつと湧いて来た事を忘れないうちにここにも書いておこう で 例によって改行







改めて思っちゃったんですよね ああダンブルドアは着々と死ぬ用意をしてたんだなぁって(;_;) ヴォルデモートを倒すのは自分ではない それを知ってから彼は着々と ね この6巻 プライベートレッスンと言いつつ彼がハリーにした事は ヴォルデモートの過去を見せる事だった これは 戦うには敵を知る事 はもちろんの事なんだけれど つまりはこういう事だと思うんです 今までハリーにとって ヴォルデモートはきっと雲の上?の人だったんじゃないかな なんというか 得体の知れない恐怖な存在 みたいなもの? だけれど 彼にも子供時代があり その生い立ちやダークロードとなる前の彼を見るうちに 彼の事をハリーは1人の人間として 時には同情すら感じる程に見つめる事が出来る様になる そして何よりも ダンブルドアがハリーを奇跡と呼ぶ様に ハリーとヴォルデモート 同じ様に悲惨な育ち方をしたのにも関わらず ハリーは決して闇には取り込まれなかった この事は どんなにハリーを勇気付けた事だろう 運命に翻弄された末に戦いの場に引きずり出されてゆくのと 頭を昂然と挙げて自らの意志で戦いに挑む事 この違いは大きいのだとハリーは言い切る事が出来る様になる そして極め付けは 昨日も書いたダンブルドアのこの台詞 I am not worried,Harry. I'm with you. ダンブルドアとてハリーにとっては雲の上の人だった これは彼からの 卒業証書でもあったのかもしれない なんて思ったらもうウルウル 
このダンブルドアの決意を元にもう1度 ハリーと魔法省の大臣の会話をハリーから聞いて涙するダンブルドアのシーンを思い返すと なんだかいっそう胸に来ます(;_;) ダンブルドアはきっと 悲しかったのに違い無い 自分がトムリドルを救えなかった事 そして予言を聞いて その後始末を自分が出来ないと知った時 どんなに辛かっただろう 成長したハリーを見て 自分が背負わせてしまったのかもしれない重荷を彼に見るのは 苦しかったに違い無い だからこそ余計に ハリーの言葉はダンブルドアに染みてゆく それはある種の癒しだったのかもしれない 孤高の人ダンブルドア 彼の死に顔はとてもとても安らかだった