見守る事

息子の小学校の副校長先生がしてくれたお話し2つ
ちなみに彼女はポーランドからの移民2世のユダヤ人 旦那さんはイラン人 宗教的にはめずらしいカップルなんじゃないかな
つい先日 彼女の娘さんの発表会があったそうで 一ヶ月前から準備期間があったのにも関わらず 何もしない娘さんに毎日イライラ 口をすっぱく警告していたものの 思う事があり干渉をピタリと止めたそうです 案の定本番 娘さんのスピーチはしどろもどろ たくさんの人々の前で恥をかきました それを会場で聞いている彼女夫婦も 身を切られる思いだったそう けれど娘さんは 身を持って学んだんですよね やるべき事は自分でキチンとやらなければいけない事 娘さんを助けるのは簡単 でも彼女は敢えて 助けない道を選んだ
そしてもう1つは 彼女の娘さんが小学校5年生の時の話し 親元から離れ 初めての5日間の旅行 娘さんが心配でならない彼女 とにかく財布だけは無くさない様にと カバンと財布を長い紐で結び付けた それを見た娘さんが笑いながら言った事 それは

Mom,it is the time for you to cut the string.

うまい!! 座蒲団2枚!(笑)
1回目は ヘソの緒だよね
子供を持ってつくづく思った事 お腹の中に抱えてたせいなのか 息子という物体を 自分の体の一部の様に感じてしまう事がある そこにいる息子が 自分の延長な気がしてしまう けれどもちろん 息子は私ではない 1個の独立した個体 そして息子が学校に行き出して 学業の評価を持ち帰る様になればついつい 自分の事の様に一喜一憂してしまう でも ある時 はっと自分を戒めた 彼は私じゃない 彼は私じゃないんだと 
転んでも 躓いても また立ち上がって歩いてゆける様に そのスキルをきちんと伝えたら 私の出来る事はただただ見守る事 息子が自分の2本の足でしかと歩いてゆける様に 願わくば ニコニコと歩いてゆける様に