「壬生義士伝」

昨日から 浅田次郎の「壬生義士伝」を読み始めて今佳境なんですが この本 めちゃめちゃめちゃめちゃ いいです! 友人から借りているんですが これは買おう 買わなければ いや 彼の本は全部揃えるぞ お〜(^-^)/ と 心に決めました§^。^§ 美文に唸ったのは 藤原伊織以来 そして本で泣いたのは随分久しぶりな気がします まずは描き出される風景が美しい しんとした青い月 もったりとした雪景色 セピア色の田園風景が 最小限の言葉とともにすらりと浮かび上がる それも 大事な大切な場面にするりと挟み込まれる事により BGMの開始に涙腺が緩む効果(^^ゞと同じ効果を最大限に上げている そして 物語りの持ってゆき方 積み方の 妙! 迷わせておいて 引き離しておいたあげく 本当のツボにいきなりド〜ンと落とされる 揺さぶられ振り回され 気持ちの振幅ハバがうんと広げられた後のこのトドメ あああああ と言う気持ちでいっぱいになって涙がじんわりとやって来る 1つの形容詞では語れない複雑で深い想い 切なくもどこかに快感の混じる なんとも言えない想いに全身が包まれる 人間の滋味に泣かされる 敢えて言葉にすればそんな感じなのかな 人というものへの愛しさ 切なさ 哀しさ そんなものにすっぽりと包まれてハラハラ涙する あああ いいなぁ 友人によればこれからまたドンデン返し?(^^ゞがあるそうで 読み終わるのが勿体ないです 
ちなみに この本の沖田総司は 完璧に藤原竜也君が浮んでます ニコニコと「斬っちゃおうか」なんて言うところ まんま彼の顔がポッカリと そして斉藤一オダギリジョー もう絶対にオダギリジョー! 彼に この 斉藤一をやって欲しい これが見たい 彼と藤原竜也沖田総司の絡みが見たい 見たぁい〜ジタバタ(笑) そして 池波正太郎の「幕末」と違い こっちの土方さんは山本耕史君がぽっと浮びます(*^_^*) この本は 映画に そしてドラマになっているそうで これは何としてでも見なければと思ってます 読み終わったら詳しい感想をまた書くかも 私が忘れないために(笑) 現在義母滞在中のためなかなか時間が取れない日々を送ってます(^^ゞ