巣立ち

毎週土曜日、
息子の日本語学校の帰り道、
高校の前を通る


今までは、ここを通る度、
ほら、ここがあなたの行くことになる高校だよ 
と言っていたのが昨日初めて
ここがあなたが行ってる高校だよ になった


なんだか感慨深い


時間が経つのって早いよね
あなたと一緒に暮らせるのあと何年なんだろう
ママ寂しいよ と言ったら
助手席の息子
ぼく 大学の最初の2年で働いてお金貯めて
後の2年は一人で暮らす ごめん いい?
って返された
うん もちろんいいよ
と答えつつ 
ひゃ〜〜〜 昔は 
ママぼくどこにも行かない
一生ここで暮らすから
って言ってたのに〜 と 
その成長にしみじみする


そういえば こっちのコマーシャルで
運転席に座ってるちっちゃな女の子に
お父さんらしき人がしきりに
運転のアドバイスをしてて
ええっ何?これ?と見ていれば
最後にその女の子が
成人女性に変わるコマーシャルがある
お父さんにとって 彼女はいつまでも
愛しくちっちゃな女の子
なんだかウルウルしてしまった私



そういえば3年ぶりの母との再会
彼女の私への愛の感じが
ものすごく久しぶりで
なんといいますか
保護者からの絶対的な愛 というものに
ほんっとに久しぶりに包まれて
ああいいなぁと思いました
夫からの愛 と 息子からの愛 はまた
違うからね



でも結局子供は
それだけ(親からの保護愛)
じゃ満足出来なくて
私がそうだった様に
自分の巣が欲しくなりそして巣立ってゆくんだよね




巣立ち といえば
昨日友人達と話していた時
何かの話しで私が
もちろん親の影響は大きいけど
でもそれよりも 成長した後
自分で学んだ事の方が実は多くない?
と 皆も当然同意するものと思って言ったら
その場にいた全員に 
親の影響が一番と否定されて驚いた


家に帰って夫はどうかと聞いてみたら
私と同じだという事 (^^ゞ


もちろん 親の価値観はベースだけど
巣立った後に私は 様々な人と出会い
様々な考えに触れ
夫いわくは 飛び回り 時には墜落し(笑)
たくさんの事を学んだと思う
そしてそれが今の私を形作ったわけで


これから巣立ってゆく息子にも
きっとたくさんの素晴らしい出会いがあるのだろう
そして 迷ったり墜落したりした時は
愛された記憶こそがまた
人を立ち上がらせるんじゃないかな
と私は思う
だから 私達の愛が 
息子にちゃんと届いてます様に。。



ってこれ息子も時々読んでるから
ちょっとラブレターみたいで恥ずかしい(笑)